僕の観察日記

僕が感じたことを書いていき、自分のことを観察、記録するブログ

新卒入社した会社を退職しました

先月末で新卒入社した会社を退職しました。

 

去年からよく転職エントリを見かけるようになったのでその流れに乗っているところは少しあります。しかしメインの目的はいつも通り自分の思考整理です。次点で過去の自分と同じように転職しようかと考えている人の参考になればと考えています。社名は出しません。

 

目次

 

  •  転職の理由

理由はいろいろありましたが、一番の理由はもっとプログラミングがしたかったからです。会社でのことなのであまり詳細は書けませんが、プログラミングが好きでプログラマーとして就職活動をして入社したにも関わらず、実際に働いてみるとプログラミングの業務の割合が少なかったのは自分には辛かったです。またプログラミングに触れる機会があっても、整理のなされていない複雑怪奇ないわゆるスパゲッティコードを触らないとならないのはかなりのストレスでした。プログラミングはただの手段であり、動けば問題ないと考えて仕事をしている人はあれでも問題ないのかもしれません。その考えも否定はしません。しかし、プログラミングをただの手段と考えていない僕にとっては本当にストレスでした。

 

  • 僕のプログラミングに対する考え

僕はプログラミングは芸術の1つだと考えています。何故なら、人によって書き方が異なるからです。書き方が異なるということは表現方法が違うということです。あるアプリケーションの作成を10人に依頼すれば、目的は同じであるにも関わらず10人それぞれプログラムの書き方は違うはずです。短時間で作れる簡単なアプリケーションであれば、規模が小さいためその差異はあまりないかもしれません。しかし規模が大きくなると、人それぞれの癖や考え方が多々現れます。それはその人の思考であり、頭の中から出てきた物です。自身の思考をプログラムという形で表現し、他人がその意図を汲み取ることができる。これはもう十分に芸術と呼ぶことができると僕は考えます。高度に細分化され整理されたソースコードは美しさすら感じるはずです。

 

少し話が逸れました。普通の人でも読みづらいスパゲッティコードは嫌いでしょうが、上記のようにプログラミングを単なる手段ではなく芸術でもあると考えている僕には、日常的に美しくないスパゲッティコードを触ることには耐えられませんでした。正直、ただの手段と考えているにしても今後触ることになる人のことを考えて読みやすさなど意識して欲しいところですが…。次に就職する予定の会社は技術を売りにしている会社であり、この点に関しては今の会社ほど酷いことはないはずと信じて入社日を心待ちにしています。

 

ここまでに書いたものを読むと、「好きなこと(プログラミング)ができないし、できてもストレスになるから辞めた」という印象になりますし、実際にその通りです。これだけ聞くとスパっと辞めてそうに見えますが、実際に転職を考え始めて次の会社へ行く意思が固まるまでに半年くらいはかかりました。以下は転職を考え始めて意思が固まるまでの過程や、悩んだ理由に関して書きます。これを読んでいて転職を考えている人の一助になれば幸いです。

 

  • 転職を考え始めてから

まず転職を考え始めた理由は以上にも書いた通りです。入社時期は新卒なので4月。転職を考え始めたのが6月です。この頃から既にプログラミング業務の割合の少なさに嫌気がさしていました。新入社員だから触らせてもらえないのでは?と思う人もいるかもしれませんが、同じチームの上司や先輩の動きを見ていてもプログラミングの割合は少なかったです。また当然スパゲッティコードにも嫌な思いをしていました。この後も半年以上スパゲッティコードには苦しめられることになるのですが、この当時はまだ今ほどスパゲッティコードに対する想いは強くなかったように思います。また、新入社員には先輩が面倒を見るということで必ず1人担当が付いていたのですが、この6月のどこかのタイミングでその先輩に既に転職も視野に入れていると相談をしました。この後の7月と8月は、業務のタイミングとその相談が上手くかみ合ったおかげで一時スパゲッティコードから離れて、別の部分でプログラミングに集中することができました。この会社で業務的に満足していたのはこの1.5カ月ほどの間のみです。今までに触ったことのない領域に手を付けることができたので、この点に関しては触らせてもらえてありがたかったと感じています。とは言っているもののこの時点で転職活動は始めていました。転職活動そのものもそうですが、引っ越しなどもする場合は更にお金がかかるので転職自体は来年だろうと考え、この時はまだネットで軽く気になる会社の募集要項を漁る程度でした。そしてSNSで転職に関することを呟いていたところ、フォロワーの方に声をかけていただきました。それがきっかけで次の就職予定の会社に7月のタイミングで見学をさせていただき、同時に面談もしていただきました。正直面談ではやらかしたと思っていた箇所があったのですが、無事内定をいただけて本当に良かったと思います。

 

  • 会社選びは慎重に

しかし、安易な即決は自分のためにも会社のためにもよくありません。面談の結果会社側は僕が会社に合うはずと判断をしてくれました。僕自身も良さそうだと感じました。しかし僕はまだ1社しか就職経験がなく、転職活動での面談も1社しか行っていませんでした。幸い内定承諾に期限は設けないと言っていただけたので、本当にこの会社でいいのか、他の会社も見つつ慎重に検討することにしました。その後10月くらいまでは自力で良い求人がないか様々な視点から探していました。ですが、段々と自分が本当は何がしたいのか分からなくなり、迷いが生じました。

 

  • 何がしたいか分からなくなった

元々はゲーム制作がしたいと専門学校のゲーム学科に進学しました。そしてゲーム制作を楽しみつつ、プログラミングの楽しさにも気づきました。そしていつからかゲーム制作よりもプログラミングの方が好きになっていました。より綺麗で読みやすいコードを。より洗練されたゲームシステムを。拙いながらもより良いコードを書くにはどうすればいいかいつも考えていました。そしてその状態のまま就職しました。そして上記の通り、プログラミングの業務が少ない上触れたとしてもその汚さにストレスを抱えることになります。それが嫌で転職を考えましたが…。果たして自分は何がしたいのか。自分が好きでかつある程度得意なことであるプログラミングを業務で活かしたい。しかし、プログラミングは何かを作ることを目的として行うものです。自分が作りたいのはゲームなのかwebサービスなのか一体何なのか。そういった自分との葛藤に悩まされました。そしてそれに追い打ちをかけるように10月は仕事が残業だらけになりました。上記のような状態になっていたため、転職先を探すばかりで声をかけていただいた会社以外は実際に面談などは行わず、焦りが生まれました。

 

  • 転職エージェントの利用と内定済みの会社の情報収集

そこで初めて転職エージェントの利用に踏み出します。転職に関して詳しい人物に相談しながら手続きもやっていただけるというありがたいサービスです。自分で転職先を探す手間も省け、転職に関する相談も可能です。希望条件を伝え、自分に合いそうな会社をピックアップしてもらい、その中でも特に気になった会社の詳細を調べ、悩んだ挙句1社のみ応募しました。結果としては書類落ちとなりました。新卒1年目のため教育コストを割かなければならないが、その余裕がないとのことでした。この時点で11月になっていました。何故様々な会社を見たいと言っていたにも関わらず1社のみとなったのかと言いますと、声をかけていただいた会社がブログを運営しており、技術的なことから社内での取り組みまで詳細に書かれていて、その内容を読み漁ったからです。既に10年以上運営しているためさすがに全て読んだ訳ではありませんが、特に社内でどういった取り組みをしているか書いてある記事を重点的に読み、自分がこの会社に合うかどうかの判断材料にしていました。今の会社での休憩時間やどこかへ遊びに行く際の移動時間などにこのブログを読むことを繰り返すことで、だんだんとこの会社なら大丈夫そうかもしれないと安心感が生まれてきました。

 

  • 会社の良いところと悪いところ

どの会社にも当然良いところと悪いところがあります。前の会社も次の会社もそれは同じです。前の会社は良いところもありましたが、悪いところが許容できませんでした。しかし、次の会社であれば悪いところを許容しつつ、その改善に努めたり良いところの増長に貢献したりしたいと思えました。もちろん入ってみたら思っていたのと違ったというのはあり得る話です。しかし、他に面談などは行っていないとはいえ他の会社の情報をそれなりの数仕入れ、社内での取り組みなども確認して慎重に判断しました。その結果として、声をかけていただいた会社に就職することを昨年11月末に決定しました。

 

  • 自分のしたいことを思い出した

自分が何をしたいのか分からなくなっていたことに関しては、7月8月に自分が作ったプログラムを11月に入って再び触った時に思い出しました。7月8月は社内で使用するツールを作成していたのですが、11月に入ってそのツールの追加・修正を行いました。ツールは自分も使うこともありますが、他人も使うものです。他人が使ってくれているが故に機能の追加や修正の依頼が来ます。そこで思い出しました。自分はプログラミングがしたかったのだ。そして自分がプログラミングした成果物によって大勢の人に喜んでもらいたいのだ。ゲームでもwebサービスでも作る対象は何でもよく、他人が喜んでくれるものを作ることができれば何でもよかったのだ。おそらく、今のプログラミング以外の業務とスパゲッティコードに慣れてきた上、10月の長時間残業が追い打ちをかけ、自分のしたいことをだんだん忘れていっていたのだと思います。

 

  • 退職決定

そうして12月に入って上司に辞める意思を固めたことを伝え、今の仕事を進めつつ引継ぎのための資料などを作り、今に至ります。ところどころ端折っているところもありますが、大まかな流れとしては以上になります。

 

  • 転職をする際に大事だと僕が考えること

 以上のことから僕が転職を考えた際に特に大事だと感じたところを抜き出すと、以下のようになります。

 

  • 自分が好きなことをできるか
  • 普段の業務内容にストレスを感じることが少ないか
  • 良さそうなところに内定が決まっても承諾は慎重に
  • 転職エージェントを上手く活用する
  • SNS(人脈)も転職に活用できる
  • やりたいことが分からなくなった時は過去を振り返る
  • 自分の強みを持つ

 

各項目を僕なりに解説します。

  • 自分が好きなことをできるか

転職先で自分が好きなことをできるかどうかは大事です。人生の内長い時間を仕事に費やすことになります。その長い時間を好きでもないことに使うことはもったいないと考えます。しかし中には仕事にできるような好きなことがなかったり、チャレンジしたけどダメだったという人もいます。その場合は次の項目にも被りますが、できる限りストレスの少ない業務内容を選ぶべきです。

  • 普段の業務内容にストレスを感じることが少ないか

普段の業務内容でストレスを感じていると、仕事に行くことが嫌になってきます。僕の場合はそのストレスから5年間くらい変わらなかった体重が半年経たない内に7キロ増えました。ストレスによる過食です。仕事柄座りっぱなしで運動をしていなかったり、初めて実家を離れたため食生活が変わったなど他の要因も含んでいますが、ストレスも確実にあったと感じています。とはいえ全くストレスのない業務というのもなかなかないと思いますので、できる限りストレスが少なさそうな業務内容の会社に就職すべきです。あまりにもストレス過多の状態が続くと精神を病みます。様々な理由からなかなか現職を辞めれないという人もいると思いますが、精神を病む前に可能な限り早めの行動を心掛けるべきです。それが自分のためでもあります。

  • 良さそうなところに内定が決まっても承諾は慎重に

当然と言えば当然なのですが、「内定が決まった。これで転職活動は終わりだ」と安易に転職活動を終えてはダメです。可能な限りその会社の情報を集めるべきです。僕の場合のように良さそうな情報が出てくるのであれば、安心してその会社に決めることができますし、ダメな情報が出てくる場合は事前にブラック会社を回避できます。面談に行く前は徹底的に調べるかもしれませんが、内定が決まった後こそより慎重になっていいと思います。他に内定している会社が出ている場合は、内定の出ている全会社の内定承諾期限と自分の中での入りたい会社の優先度とを考慮してできる限りの情報を集めるのが良いと僕は考えます。

  • 転職エージェントを上手く活用する

僕の経験から、自分だけで自分に合う会社を探すのは極めて困難です。日本だけでも大量の会社があります。業界を絞ったとしてもなお多くの会社があります。全ての会社の求人情報が1つのサイトに纏められているならまだ条件検索からかなり絞れますが、そうではありません。様々な求人情報サイトがあり、自分だけで転職先を探す場合は自分の業界であれば一体どのサイトがいいのか調べるところから入ることになると思います(求人情報サイトなんてどこも一緒だと思う人からすれば調べないかもしれませんが)。一見問題なさそうに思えますが、上記で残業だらけになった僕の話をしたようにブラック会社であればこの行為がかなりの苦痛になります。残業だらけでなかったとしても、普段からストレスを溜め込んでいる場合、せっかく自由な時間があるなら遊びたいものです。転職のために調べなければならないのはその通りですが、自分の精神状態を上手く保ちつつ遊ぶことを我慢し、空いた時間を転職活動にのみ充てるのは非常に難しいと思います。なので自分で探すことを否定はしませんが、転職エージェントはブラック会社に勤めている人こそ活用すべきサービスだと考えます。

  • SNS(人脈)も転職に活用できる

上記でSNSで声をかけていただいたことを話しました。本当にありがたかったです。最近はTwitterでもIT業界で転職活動をするためのタグが活用されたりしています。また友人に転職先を探していることを相談するのも手です。その友人の会社に行ける場合もあれば、その友人が別の友人に人手が足りているか訊いて紹介してもらえる、なんてこともあるかもしれません。また母校に相談するのも手だと思います。学校にもよるかもしれませんが、会社との繋がりがある場合転職先を紹介してもらえるかもしれません。求人サイトや転職エージェントだけが転職のための手段ではないことを意識すると、少しは転職が楽になるかもしれません。

  • やりたいことが分からなくなった時は過去を振り返る

僕の場合はたまたま目の前に過去の自分が触れたプログラムがやってきて、触っている内に思い出しましたが、誰しもが毎回そのようになる訳ではありません。であれば、自分が過去に何をしたかったのか、ゆっくりと時間をかけて思い出すしかないのだと思います。自分の中から完全にやりたいことがなくなってしまったと認識できている場合はこの手法は使えないかもしれませんが、分からなくなった、忘れてしまったという場合は、まだ自分の中のどこかにその気持ちが眠っていたりするので、その気持ちを見つけることや再び呼び起こすことも可能かもしれないと思います。

  • 自分の強みを持つ

声をかけていただいた人の会社に行った際、僕が趣味で書いていたプログラムを見てもらいました。大したことをしていたとは思っていないのですが、それが内定に上手く作用していたのかもしれません。やはり転職に当たって自分の強みを持つことは確かな武器になると思います。僕のプログラミング能力も、学生時代に周りの人よりほんの少し得意だっただけで大したものではありません。ただ好きな気持ちは強かったため、どんどん新しいことを学んで活用して、活躍していきたいという想いは今も昔も変わりません。能力自体は大したことがないですが、そういったプログラミングに対する好奇心や学ぶ意欲があるから趣味で書いている。ということは会社に入っても学ぶ意欲が旺盛なため活躍できる、と取ってもらえたのかもしれません。能力自体は大したことがないと感じていても、意欲などが強みと取られることもあるため自分のことを今一度見直して、アピールポイントを探すのも転職においては大事なのかもしれません。

 

以上が転職において僕が大事だと感じたことのまとめです。

 

  • 最後に1つだけ

最後に1つだけ言うことがあるとすれば、現職に残るという選択肢を残しておくことです。僕はまだ1社目なので他の会社の感覚が分かりませんが、正直僕の会社は誰が見ても褒められた状況ではなかったと思います。しかし改善をしていこうという意思はあり、行動もしていたので今後良い方向に変わるかもしれません。僕の場合は様々なことを考慮して残ることを選びませんでしたが、選択肢は最後まで捨てることなく取っていました。会社が変わろうと行動をし始めたのが僕が辞める直前辺りだったのですが、もし早い段階でそれが行われていたら結果も変わっていたかもしれません。会社が変わる可能性というのも考慮して、始めから現職に残る選択肢を捨てて考えるのは少しもったいない気もします。

 

  • 終わりに

僕の転職理由、そして僕が転職を考え始め転職を決めるまでの大まかな流れと、僕が転職において大事だと考えることをまとめました。もし転職を考えている人がこれを読んでいる人の中にいましたら、こんな考えで転職した人もいるんだなと参考にしていただけたらと思います。